エンディングダイアリー

私のこと、ときどきアイドル。

ワタシの世界は君が全て

 

いつもより少しだけ明るい記事です  たぶん

 


初めて見る生の推しは、画面越しに見るより遥かに格好良くて素敵だった。気のせいじゃなければこの舞台が始まる前より少しばかり痩たんじゃないかと思う。

何気ない仕草のひとつひとつがエレガントで気品に溢れていて、どの場面を切り取っても一枚の絵になるような感じ。例えば連射機能付きのカメラでこの作品を撮影したとして、没になる写真は殆どないのではないかと思えるくらいお洒落な世界の中で、小粋な男を演じている推しがいた。

彼のダンスは洗練された動きで無駄がない。それは市場に出回る映像作品を見ていても充分感じることができるが、実際目の当たりにするとそのスマートさに圧倒される。中でもターンが美しく、印象的だった。

くわえ煙草姿もセクシーで様になっていたし、スタイルの良さは華やかな衣装の上からでもしっかり分かった。

他にも書きたいことが山ほどあるが、引くほど長くなりそうなのでここで切り上げよう。

 


改めて私は舞台上で歌い踊り、まるで一等星のような輝きを放つ彼のことが好きだと思えたし、彼の輝きに気付くことができた自分を少しだけ誇らしく感じた。

 


実は現場がある2、3ヶ月前からずっとソワソワしていた。

新しいコスメを買い込み、普段はつけないくせにアクセサリーもちゃんと用意して、せっせとマニキュア塗り、当日は念入りに化粧をし、髪をしっかり巻いて、恥ずかしいくらい可愛いワンピースを着て、慣れない靴を履いて、そんな状態で出掛けた。

今まで何度か観劇に足を運んだことはあるが、席が前方なのは初めてのことで、客席とステージとの距離が掴めずにいた。当日いざ会場に着いたら結構な近さに驚いてしまい早くも心の余裕を無くしそうになったが、朝からありったけの時間を身だしなみに費やしたおかげで普段より多少マシな見た目をしていたので「今日はかろうじて人間...」と思い込み、なんとか屈する事なく乗り越えられた。

大事だぞ、身だしなみって。

 


3時間っていうのは長いようで意外と短いもので、特に楽しい時間となればあっという間に過ぎてしまう。終わった直後にどれだけ幸福感で満ち足りていたとしても数日経てば一気に現実へ引き戻される。今、まさにそうだ。あーあの時は楽しかったなと思いながらマニキュアを落とし、少しだけ伸ばしていた爪を切った。元々長い爪は苦手なのだ。やっぱり深爪ギリギリくらいが私には丁度いい。

 


もっとたくさん会えたらいいのになんて、あさましい事ばかり考えてしまうのがすごく嫌だ。相手は良くも悪くもお仕事で舞台に立っているのに。

私は馬鹿だし単純でおまけに欲深いから今後全ての公演が終わるまでは なんとか、もう一度だけでいいから会いたいなあっていう気持ちを抱えたまま日々を過ごすんだろうな。本当、嫌になるね。

 

stupid cupid

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