エンディングダイアリー

私のこと、ときどきアイドル。

気持ちに全部蓋ができたらいいのに

 

友達に嫌われるのが怖かった小学校時代、友達なんかいらないと強がっていた中学生時代、無理に明るく振る舞って空回りした高校生時代。全部つらかったな...悲しかったな....と、ぼんやり考えていた。


気が付けばもう成人していて、肩書きだけは充分大人である。でも中身は子供のまま何も変わってない。寂しいとき、素直に寂しいといえなくて、無理に笑っていても誰も気付かないことにいい加減気付いたほうがいい。


私は多分、人一倍愛されたいという欲が強い。とにかく自分宛の愛が欲しくて、愛される為に誰かに愛をぽこぽこ投げつけては、それが一方的だと気付いたときにはやり場のない虚しさや怒りや悲しみに支配されてどうしようもなくなる。

 

小学校中学年くらいの頃から、友達と遊ぶことがだんだん減った。友達と遊ぶより家でゆっくり過ごす時間が好きだと気付いたから。
放課後に約束した待ち合わせ場所に私が行くと、お前も来たのかよって顔をされる。私以外の友達で集まって遊んだ日の次の登校日では、みんなの結束力が高まっている気がして、なんとなくその場に居づらかった。交換日記が流行った頃、私を除いたメンバー間で交換日記をしていると知って、とてもショックだった。
そのうち何かと理由をつけて遊びの誘いを断ることが多くなった。孤独より集団の中での疎外の方がずっとずっと怖かった。断る口実として小さな嘘も沢山ついてきた。

 

今現在、私が遊ぼうと誘えば遊んでくれる友人が、僅かながらいる。とてもありがたいことだ。ありがたいことだけど、実際はあんまり会わない。

私の友達はとっても優しい人達だから、きっと昔の友達みたいに私のことをぞんざいに扱うようなことは絶対しない。だけど一生途切れない絆なんて私は存在しないと思っている。ずっと好かれている自信がない。今いる友達も、きっといつかは離れていくんだろう。友達と遊んだ日は必ず「会えるのは今日が最後になるのかも」と考えてすごく不安になる。

 

焦燥感、嫉妬の気持ち、愛される自信のなさは、きっと雰囲気に滲み出ているんだろうなと思う。だから人が近付かないし、たとえ仲良くなったとしても離れていく。私はずっとひとりぼっちだ。